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理不尽と戦う武器・「フリクリ」シリーズ。フリクリシリーズで最も象徴的な武器の中のチェーンをイメージしました。意思を持ったロボットかもしれません。

理不尽と戦う武器・「フリクリ」シリーズ

理不尽と戦ってますか?

社会人になると、取引先などからの理不尽な要求に悩まされることって多いですよね。

「それ今思いつきましたよね。」

そんなセリフをグッと堪えて、仕事を進めるのが大人。事前に備えて対応してあるのがプロフェッショナルではないでしょうか。

一方で、理不尽な状況で普段やらない奇策に手を出すと、クリエイティブな化学反応が起こることがあります。

アニメ「フリクリ」シリーズはそれ自体が奇策であり、理不尽に立ち向かうための諸刃の剣を与えてくれる作品です。

アニメ「フリクリ」シリーズの予備知識

私がこの作品を知ったきっかけは「キルラキル」の視聴履歴に基づいて、レコメンド表示されたことです。「キルラキル」の主要キャラクターである蛇崩乃音の声優様が….

Aさん

ちょっと待て!

「フリクリ」は「新世紀エヴァンゲリオン」を生み出した【ガイナックス】が【オリジナル作品】として世に出した作品だぞ。

「キルラキル」の関連作のような伝え方はどうかと思うぞ。

矢針

あのエヴァンゲリオンと関係してたんですね。

Aさん

「キルラキル」との関連では、確かに、新谷真弓さんが重要なキャラクターの声優としてどちら作品にも参加しているよ。

けれども「『フリクリ』の1・2・5・6話で絵コンテ・作画監督等として参加されていた今石洋之さんが、後に『キルラキル』で監督をされている。」という所も重要だぞ。

「フリクリ」が2000年公表、「キルラキル」が2013年公表で時期もだいぶ違う。

そうなんですね。お詫びして、訂正いたします。

私はこの記事を書き始めるまで、この背景を知りませんでした。通常は「新世紀エヴァンゲリオン」との関連で、この作品に触れる人が多いのかもしれません。

というわけで少数かもしれませんが、私と同じように作品の背景を知らずに「フリクリ」が気になっている方に向けて、会話形式で関係性を整理してみました。

アニメ「フリクリ」シリーズ3作品は、まずは2000年発表の「フリクリ」を手掛けた「ガイナックス」を信じて、理不尽で豪快な展開を楽しむことをお勧めします。

見る順と視聴時間

アニメ「フリクリ」シリーズは公開順に見るのがお勧めです。

発表期間と視聴時間は下記の通りです。

  • 「フリクリ」発表期間:2000年4月26日 – 2001年3月16日、6話、約2時間27分
  • 「フリクリ オルタナ」封切日:2018年9月7日、6話、約2時間17分
  • 「フリクリ プログレ」封切日:2018年9月28日、6話、約2時間12分

発表時期が離れているので、「オルタナ」から見たくなる場合もあるかと思います。しかし、「オルタナ」、「プログレ」は、2000年開始の「フリクリ」(以下「フリクリ(2000)」)と緩くつながっています。

料理に例えれば、「フリクリ(2000)」が小麦粉で、「オルタナ」がお好み焼き、「プログレ」はケーキという関係性ではないでしょうか。

というわけで、公開順に見た方が「前作の設定を残した部分」と「まるっきり作り変えた創作部分」のコントラストを楽しめると思います。この理不尽なコントラストに振り回されて、放り出される感覚がフリクリらしさかもしれません。

各作品別の予習情報

答えの無い理不尽の出発点・2000年発表「フリクリ」

この作品を視聴し始めると、ダイナミックな展開を楽しめる一方で、理不尽な展開に無数の疑問がわき上がります。

まずはタイトルの「フリクリってどういう意味?」というところはこの作品を見始めると気になるところかもしれません。キャラクターの名前や所属ではなく、地名でもありません。劇中では意図的に矛盾した情報を散発的に提示しています。最終第6話のタイトルなど、絶対それじゃないというのもあります。

展開も早いのであまり一つのことに気を取られていると、別の謎がすぐ浮かび上がってくるので、深く考えている隙がありません。

一方で、各話は多くの謎を解決しないまま進みますが、最後には何かが完結して歯切れよく終わっています。その意味では、連続で観なくても、楽しめる作品になっています。

私は正直なところ、1回目の視聴では、面白いシーンが沢山あったけど、見終わっても全体象が理解はできませんでした。作品に応じた集中力が不足していたのだと思います。

この分かりにくさに関しては1回目から集中して見て解決するか、複数回見て解決するか、シリーズを通じて改めて見直すかはお好みかと思います。

「フリクリ(2000)」は内容の理解度によって、シリーズ全体の評価が変わってくるのではないでしょうか。複数回見ることで育てていくタイプのアニメで、人によって解釈が違ってよい作品だと思います。

凡人と理不尽「フリクリ オルタナ」

「オルタナ」は平凡な家庭に生まれ育った高校生河本カナに焦点を当てつつ、その日常とフリクリ要素が交差するストーリーとなっています。

第1話では高校生の平凡な日常がやや急ぎめに展開されており、「あれ、このスピード感がフリクリ?」などフリクリ要素を探すところから始まります。

「あれ全然違うじゃん」とさじを投げそうになるタイミングで、カナのバイト先にあのキャラクターが登場し、投げかけたさじをそっと元に戻してくれます。その後はフリクリの理不尽な展開もあり、一話毎の歯切れ良く物語が進んでいきます。

「オルタナ」では各話でカナの友人など、特定の人物にスポットライトを当てた分かりやすい展開となっています。

町で起こっている出来事の深刻さは他の2作品と変わらないように思います。一方で、なぜか登場人物の受け止め方が普通で、あんなに難しいと思われた理不尽さに対する抵抗も「実は気の持ちようだったのでは?」と錯覚してしまう場面もあります。

「オルタナ」はまともな高校生の平凡な日常に、理不尽がデフォルトのフリクリ世界を対峙させることで起こる化学反応を楽しむ作品では無いでしょうか。

病みと理不尽・「フリクリ プログレ」

「プログレ」の焦点の人物、中学生雲雀弄ヒドミ(ひばじりひどみ)は病みの深い人物で、前作「オルタナ」のカナとは全く異なるキャラクターです。

ヒドミが病んでいるため、理不尽なフリクリ展開がとても痛々しく映ります。というか、描写がリアルで痛いシーンが沢山あります。苦手なかたは要注意な作品です。

各話は大きな流れを一歩一歩進めるような形で進み、各話の到達点もはっきりしています。3作品の中で最も映画的な展開です。

フリクリ要素については徹底的に「フリクリ(2000)」を分解し、新たな要素も混ぜ込みながら、再構築しているような印象です。「あれにあんな機能があったとは!」と思わせつつ、適度に解説も入っているので分かりやすいです。

個別の事象を振り返ると難解な部分はありますが、「フリクリ(2000)」とは異なりメインストリームがはっきりしているので、ストーリーが分からなくなるということはないと思います。

「プログレ」は中学生の病みが生み出す不安定な世界と、拡張されたフリクリ要素が真正面からぶつかるシリーズ中で最もエンターテインメント性の高い作品です。

公式情報

「フリクリ プログレ」、「フリクリ オルタナ」は下記のプロダクションI.G様のサイトで紹介されています。

予告動画は2作品連続です。「プログレ」予告では、田村睦心様の歌声と新谷真弓様のラップが視聴できる贅沢な内容です。「フリクリ(2000)」視聴後に見ると混乱するでしょう。田村様に関してはカラオケシーンもあり、独特の選曲をされています。選曲はご本人であってほしいです。

「プログレ」「オルタナ」の映像化は、2015年にプロダクションI.G様が原作権を取得したことで実現したようです。世に送り出してくれたことに感謝ですね。

さすがに、2000年スタートの「フリクリ」に関しては、22年前ということで公式サイトは無いかなと思っておりましたが、しっかり、以下で2022年6月のテレビ放送がプロモーションされていました。

まとめ

本記事ではアニメ「フリクリ」シリーズを理不尽と戦う武器になるのでは?という観点で、以下の内容で整理・紹介しました。

  • 「フリクリ」と「新世紀エヴァンゲリオン」・「キルラキル」との関係性
  • 作品の中身を考慮した上での見る順番と視聴時間
  • 各作品を楽しむために知っておいた方が良い作品の雰囲気
  • 現在確認できる公式情報

視聴の参考にしていただければ幸いです。

公開時期など不足する情報はWikipediaを参考にいたしました。

本ページの情報は2023年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。


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